2007年10月05日
最近みかけるドライミストについて…
ドライミストは、水が蒸発する際の気化熱の吸収を利用して冷房を行う装置。また、その装置の商標。
概要
ドライミストは、水を微細な霧の状態にして噴射する。水の粒子が小さいため素早く蒸発し、また肌や服が濡れることもない。
冷房効果、省エネ性に優れているとされ、能美防災のウェブページによれば、
周辺の気温を2?3度下げることができる
温度を下げるためのエネルギー消費は、家庭用のエアコンの1/20
となっている。
愛・地球博で初めて採用され、ビルや公共施設などの屋外での冷房設備として注目を集めている。 ミストは上水道の水に直接圧力をかける1流体式を採用しているとのこと。これにより消費エネルギーを小さくすることに成功している。 噴霧水量はくすのき林が真夏に気化する量を基準として、床面積あたり7.5ml/分・?を採用している。 ミストの粒径は「化粧落ちしない≒水滴をほとんど意識させない」を目標として開発され、サウザー平均で16μmとしているという。
2007年発案者辻本誠率いる研究で住宅向け小規模設備が開発された。
経緯
発案者は辻本誠(当時:名古屋大学教授。現:東京理科大学教授)。2002年に参加した屋上緑化に関する会合の際に、手間もコストもかかる屋上緑化の代替手段として直接水を散布し気化熱を利用する方法を思いついたという。
その後、経済産業省の地域新生コンソーシアム研究開発事業(プロジェクト名:ドライミスト蒸散効果によるヒートアイランド抑制システムに関する研究開発 主委託先:清水建設)を利用し、名古屋大学、清水建設、能美防災、中部電力、川本製作所、トーキンとの共同開発を経て実現にこぎつけた。
その他
ドライミストは能美防災の登録商標となっている。
東京都はドライミストの設置にあたり、地方自治体としては初めて補助金を設けた(参考)。
代表的な設置場所として、上記補助金により設置された秋葉原クロスフィールド、六本木ヒルズ、新丸ビルが挙げられる。また愛・地球博のぐろーバル・ループで使用されたものは、閉幕後愛知県の安城デンパークおよび豊田市駅前に移設されている。
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